女性に多い膀胱炎による頻尿に『クランベリー』

女性に多い膀胱炎による頻尿の特効食は、炎症の原因を抑えるクランベリーです。


■膀胱炎

女性に膀胱炎が多い理由

夜間頻尿で不眠に悩まされる人は少なくありません。 夜間頻尿を招く原因はいくつかありますが、膀胱炎もその一つです。 膀胱炎は、膀胱や尿道などの尿の通り道に、大腸菌などの細菌が感染して起こる病気です。 膀胱炎になると排尿痛や残尿感・頻尿などの症状が現れ、夜間に尿意をもよおして、熟睡できなくなることも 少なくありません。膀胱炎は女性に多いのが特徴ですが、最大の理由は男女で尿道の構造が違うため。 男性は尿道が長く(約20cm)、しかも2ヶ所が屈曲しているため、外部から膀胱へ、細菌が入りにくくなっています。 一方、女性の尿道は約5cmと短く、しかも下向きについているので、細菌が膀胱へ入りやすいのです。 また、女性の場合、尿道の出口が肛門に近く、肛門の周辺にいる細菌が尿道に入りやすいことも問題です。

膀胱炎の治療では、抗生物質を服用するのが一般的。 しかし、中には抗生物質が効きにくい細菌もあり、膀胱炎が治らなかったり、再発を繰り返す人もいます。 そうした人にお勧めなのが『クランベリー』です。


●クランベリー

尿の濁りや臭いまで減る

クランベリーは、北米などの寒冷地に自生する植物で、赤い色の実をつけます。 最近は、米国などで大規模に栽培されるようになりました。 このクランベリーが膀胱炎に対して効果を発揮するのは、クランベリーの主成分である「キナ酸」と、 ポリフェノールの一種である「プロアントシアニジン」という成分が関係しています。 尿がアルカリ性に傾くと細菌が増殖しやすくなりますが、クランベリーのキナ酸には尿を弱酸性に保つ働きがあります。 プロアントシアニジンには、細菌が粘膜に付着するのを防ぐ働きがあります。 こうした働きも膀胱炎の予防に一役買っています。 これまでに行われた試験結果でも、クランベリーを摂ると、尿に含まれる細菌の量が減ることが明らかになりました。 また、クランベリーを摂ることで、尿の濁りや臭いが減ることもわかっています。 最近では、膀胱炎の通常の治療に加えて、クランベリーのジュースを飲むことを勧める病医院も増えてきました。

◆クランベリーの摂り方

一般の人が、膀胱炎の改善や再発防止を目的にクランベリーを摂るには、市販のクランベリージュースを飲むのが手軽でしょう。 飲む量は、果汁濃度50%のクランベリージュースなら、1回につき150ミリリットル、 1日当たり2~3回程度飲むのが目安です。また、最近では、クランベリーの有効成分を抽出して粒状にした サプリメントも市販されているので、そうしたものを利用するのもいいでしょう。