前立腺肥大・排尿障害に『バナナの皮』

冬に急増する頻尿の重大原因「前立腺肥大」を強力に抑えて、夜間のトイレが減り、不眠も治ったと 『バナナの皮』が全国で大反響!! 男性の頻尿を招く前立腺肥大の主原因「男性ホルモンの暴走」を防ぐ希少成分を「バナナの皮」に発見。


■男性の大半に起こる前立腺肥大

中高年男性の中には、寒い冬場になると頻尿に悩まされるという人たちが少なくなりません。 その大きな原因の一つが「前立腺肥大」です。 前立腺は膀胱の下部に、尿道を取り囲むようについているクルミ大の男性特有の生殖器で、精子の運動を促す前立腺液を分泌し、 精液を作る働きを担っています。この前立腺が、年とともに少しずつ大きくなっていくのが前立腺肥大で、 さまざまなトラブルを招く原因となります。

前立腺肥大は決して特別な病気ではありません。一般には30代後半から前立腺が肥大化し始め、60歳を超えるころには 半数以上の男性が、さらに80歳になると80%の男性が発症すると言われています。 前立腺が肥大しても痛みはありません。しかし、肥大に伴って尿道が圧迫されて狭まるため、尿の出が悪くなり、 排尿時にお腹に力を入れないと尿が出なくなったり、残尿感がひどくなったりします。 また、頻繁に尿意を覚える尿意頻拍に襲われる人も多く、頻尿に襲われるようになります。

前立腺肥大をそのまま放置していると、尿道が完全に塞がってしまい排尿が全くできなくなる「尿閉」の状態になることも 決して珍しくありません。当然ながら、そうなる前に対策を講じる必要があるでしょう。 もちろん泌尿器科では前立腺肥大の治療が行われていますが、なかなか治療に踏み切れない人がいるのも実情です。
前立腺肥大の治療は肥大した前立腺を切除する外科手術と服薬による薬物療法があります。 最近では効果の大きい新薬が開発され、薬物療法が主流になっていますが、こうした薬剤の中にはED(勃起不全)や心臓疾患などの 副作用が伴うものもあるため、患者さんの中には薬の使用をためらう人が少ないようです。

そんな中、バナナの皮の中に含まれる「シクロユーカレノン」が前立腺肥大の予防・改善に役立つ効果を 期待できることが発見されました。


●男性ホルモンを活性化させる酵素を抑える

シクロユーカレノンは植物ステロールの一種で、以前から炎症を抑える効果があることは知られていました。 では、シクロユーカレノンはどのような仕組みで前立腺肥大を防いだり改善したりするのでしょうか。 それを理解するには、まず前立腺肥大が起こる仕組みを知る必要があります。 前立腺肥大という病気の発症メカニズムはまだ完全に解明されていない部分もありますが、 現段階では、男性ホルモンの一種である「テストステロン」の暴走が主原因であると考えられています。 前立腺の細胞内には5α-リグターゼという酵素があります。この酵素には、過剰になったテストステロンを活性度の高い 「ジヒドロテストステロン」に変換する作用があります。このジヒドロテストステロンが前立腺の細胞を刺激し、 その結果、前立腺が肥大化するというわけです。 バナナの皮に含まれるシクロユーカレノンは、テストステロンの暴走を引き起こす5α-リグターゼの働きを抑える作用がある と考えられています。そのため、男性ホルモンの働きがうまくコントロールされて、前立腺肥大を予防・改善させられるというわけです。


●動物実験でバナナの皮の新成分を発見

バナナの皮の抽出エキスに前立腺肥大を抑える働きを見出し、その中からシクロユーカレノンを発見した実験を紹介します。 実験では、マウスを3グループに分け、すべてのグループに、人為的に前立腺肥大を起こすためにテストステロンを与えました。 ただ、そのうちの2つのグループには、テストステロンとともに、バナナの皮のエキスをマウスの体重1g当たり0.1~0.3ミリ与えました。 10日間にわたって投与を続けた後、すべてのマウスを解剖して、3つのグループで前立腺肥大の進行度を比べました。 その結果、テストステロンと共にバナナの皮のエキスを与えた2つのグループでは、テストステロンのみを与えたグループに加えて、 前立腺が明らかに小さいことがわかりました。
その後、バナナの皮のエキスのどの成分が前立腺肥大を抑えるのかを検証した結果、シクロユーカレノンが作用したいたことが 確認できたのです。次の項では、シクロユーカレノンの効果をさらに詳しく見ていきましょう。