風邪症候群

風邪症候群は、鼻から喉の急性感染症です。


■症状と特徴

風邪症候群とは、主に上気道(鼻、喉、喉頭)の急性炎症による病気です。 また、上気道の炎症は、下気道(気管や気管支)まで炎症が広がることが多く、症状も、鼻水、鼻詰まり、くしゃみから始まり、 喉の痛み、咳、痰などもみられるようになります。 さらに、発熱、頭痛を伴う場合や、子供では腹痛や下痢、嘔吐などの症状も現れることがあります。
風邪症候群は、大別すると普通感冒インフルエンザに分けることができます。 原因の約9割はウィルス感染です。細菌、マイコプラズマ、クラミジアが原因の場合もあります。 感染経路としては、ウィルスを含んだ分泌物が、くしゃみや咳などによって飛び散る飛沫感染、分泌物がものを介して感染する接触感染があります。 気温が低いときよりも、気温が激しく変動したり、温度が低く、乾燥しているようなときにかかりやすいと考えられています。


■治療

健康な人であれば、一般的に、1~2週間で自然に治ります。子供や高齢者、体力が低下している人などでは、重症化して命に関わることもあるので、注意が必要です。 風邪症候群は、年齢を問わず、最も頻繁にかかる病気の一つです。流行時には、うがいをすることや、疲れを溜めないように注意することも大切です。