【質問】なかなか眠れないまま時間が経って焦ります。どうすれば?

ぐっすり眠った気がしない日が続いています。就寝はだいたい0時半ごろですが、布団に入っても眠れないまま、 どんどん時間が経って焦ります。特にストレスが溜まっていたり、悩みや心配事があるわけではありません。 何をしてみたらよいか、アドバイスをお願いします。(東京都・Mさん・55歳・女性)


【答】

仰向けで「大の字」になって、”眠れる枕”で眠りましょう。


【眠るためには、脳の血流を減らすのが大切】

眠ろうとしているのに眠れないという自覚症状がある状態を、「不眠」といいます。 眠るためにはまずは副交感神経が活動し、体をリラックスさせなくてはなりません。 末梢の血管を拡張させて体の血流を増し、脳の血流を減らして脳機能を低下させる必要があります。 そのためには、本を読んだりテレビを見たりなどの、脳を使う作業を避けたほうが良いのですが、 もう一つ、寝るときの姿勢も大切です。仰向けで寝ましょう。 人間は、本来、仰向けで「大の字」になって眠るのが自然な姿です。 手のひらを上に向け、足をやや開くことで、力を抜いても重力によって自然に関節が伸展し、日中、緊張していた筋肉が緩みます。 そして、血管がまっすぐに伸ばされ、手足の末端まで血液が流れるようになります。


【高い枕では、筋肉が緊張し続ける】

しかし、仰向けで寝る場合、枕を高くすると、首が前に傾き、起きているとき頭を支えていた首の後ろの筋肉の緊張が緩みません。 また、首が前傾姿勢になることで背中や腰が沈み、曲がります。それを支えるために、筋肉がずっと緊張を続けねばなりません。 それが不眠の一因となってしまいます。仰向けで寝るときは(そしてうつ伏せで寝るときも)、ほとんど枕は必要ありません。 ただし、いきなり枕をなくしては、それが気になってかえって不眠が続く人もいるでしょう。 そこで、バスタオルを使った枕の使用をお勧めします。バスタオルをたたんで2~4cmくらいの高さにしたものを枕として使います。 首に負担がかからない高さで、頭の圧迫感を軽減するうえ、就寝中の汗を吸収します。 洗濯も簡単にできますから、ダニなども付きにくいのが特徴です。