耳鳴り治療食品『酢タマネギ』

耳鳴りや難聴は、「内耳」の血流が滞り、有毛細胞の働きが衰えることが原因です。 そこで、耳鳴り・難聴には内耳の血流アップが必要ということになります。 内耳の血流を促すためには動脈硬化の改善食『酢タマネギ』の常食がお勧めです。 タマネギには、硫化アリルなどのイオウ化合物が豊富で、これらが血流の凝固を抑えて 動脈硬化を防ぎます。 こうしたタマネギの薬効を得るには、1日に1/4個以上の玉ネギを常食することが必要ですが、 玉ネギをそのまま食べるというのは現実的ではありません。 そこで、タマネギを薄切りにして酢に漬けておく「酢タマネギ」が勧められます。 玉ネギを酢に漬けることで玉ネギの辛みが薄れてまろやかになり、非常に食べやすくなります。 しかも、酢に漬けることで玉ネギがしんなりするため、少量食べるだけで、 1/4個分の玉ネギが簡単に補えてしまうという メリットもあります。


■タマネギのイオウ化合物が動脈硬化に効く

以下の文章は、某健康雑誌から転載させていただきました。

耳の奥のことを、専門的には「内耳」といいます。内耳には、カタツムリのような形をした「蝸牛」という器官があり、 この中にある有毛細胞(規則正しく並ぶ毛の生えた細胞)が音を感じ取り、聴神経を通じて脳に伝えます。 そのため、内耳は聴力の要といえます。この内耳は、特にたくさんの酸素と栄養が必要になる場所で、 それらの補給源である血流が滞った状態だと、有毛細胞の働きが衰え、耳鳴りや難聴の原因になります。 したがって、内耳の血流を促すことが、耳鳴り・難聴を退けるために必要になるのです。

では、内耳の血流を促すためにはどうすればいいでしょうか。特にお勧めしたいのが『酢タマネギ』 の常食です。そもそも内耳の血流を促すためには、血流を悪化させる動脈硬化を何とかしなければなりません。 動脈硬化とは、動脈の血管が厚く硬くなる血管の老化現象。動脈硬化が起こると、内耳や手足などにある細い血管での血流が 滞りやすくなります。動脈硬化は、高血圧・高血糖・高脂血などの原因になる一方で、これらの病気によって動脈硬化が 進みやすくもなります。
そうした動脈硬化に効くのが、タマネギです。玉ネギには、硫化アリルなどのイオウ化合物が豊富で、これらが血流の凝固を抑えて 動脈硬化はもとより、高血圧・高血糖・高脂血を改善させてくれるのです。 実際に、タマネギの降圧作用や血糖降下作用、高脂血の改善作用については、国内外の多くの研究で認められています。


●耳鳴り・難聴がなく、血管年齢は40歳相当

こうしたタマネギの薬効を得たいなら、1日に1/4個以上の常食が必要だとされます。 とはいえ、1日1/4の1個の玉ネギを調理で使い、毎日食べるとなると面倒でしょう。 また、タマネギの有効成分の中には加熱に失われてしまうものもあり、生で食べることが強く勧められますが、 生の玉ネギは辛みがり、そのまま食べるというのも現実的ではありません。

そこで、わたしは1日1/4個の玉ネギを毎日食べることができるように、タマネギを薄切りにして酢に漬けておく「酢タマネギ」 を考案しました。玉ネギを酢に漬けることで玉ネギの辛みが薄れてまろやかになり、非常に食べやすくなります。 しかも、酢に漬けることで玉ネギがしんなりするため、少量食べるだけで、1/4個分の玉ネギが簡単に補えてしまうという メリットもあります。私は、この酢タマネギを茹でたキャベツに乗せて毎朝食べるようにしていますが、体調はバッチリです。 というのも、私は今年、62歳になりますが、酢タマネギを食べているおかげか、血圧や血糖値、コレステロール値はすべて正常。 耳鳴り・難聴もなく、音や声はハッキリ聞こえます。また、私自身、動脈硬化の進み具合を測定したところ、 血管年齢は40歳相当で、実年齢に比べて随分と若々しく判定されています。

もちろん、私自身が試していいと実感している酢タマネギを高血圧や糖尿病で通院する患者さんにも勧めています。 その結果、高血圧や糖尿病の改善が速やかに進むほか、耳鳴りや難聴がよくなるという人も大勢います。

◆酢タマネギは小皿1杯を目安に毎日食べよう

酢タマネギの作り方 では、酢タマネギの作り方を述べましょう。作り方はとても簡単で左の説明を見てもらえばわかると思います。 ここでは、作り方のポイントについて述べておきます。
まず、よくスライスしたタマネギをリンゴ酢に漬けますが、これはリンゴ酢そのものの味がまろやかで、 酢タマネギの味もよくなるからです。もし、リンゴ酢が用意できない場合は、大抵の家庭に常備されている穀物酢を使ってもかまいません。

次に、酢タマネギを作るとき、タマネギに一つまみの塩を振ることもありますが、これは酢やハチミツをタマネギに浸透するためです。 そして、塩を振って20~30分置いたタマネギの水かけを手かペーパータオルで絞るとありますが、 これはタマネギの有効成分の流出を防ぐためです。もし、水洗いなどをしてしまうと、タマネギの有効成分まで流出する可能性があります。
手作りした酢タマネギは、1日に小皿1杯を目安に、毎日食べ続けてください。 なお、タマネギを漬けた酢も料理などに使って摂ることをお勧めします。