メラトニン

メラトニン』は、睡眠や食欲といった体の自然なリズムを整えるホルモンです。 通常、若い時には十分な量が分泌されていますが、年齢とともに減少していきます。 メラトニンは光の変化に応じて脳内で分泌され、私たちが眠っている夜間に分泌量のピークを迎えます。 睡眠など体のリズムに深く関係する物質で、乱れてしまった睡眠サイクルを整えてくれるといわれています。 また、時差ボケにもパワーを発揮したり、老化防止にも有効なホルモンだとされています。


■「メラトニン」とは?

『メラトニン』「睡眠」をつかさどるホルモンだといわれています。 天然の睡眠誘導剤として不眠症・時差ぼけなどに使用され、「メラトニン」が適切な量で きちんとした時間に作られないと質の高い眠りを得ることができません。 「メラトニン」の量が少ないと免疫システムの低下ばかりでなく 憂鬱な気分になることがあります。 免疫システムは夜の「メラトニン」生成に影響し合うと考えられています。

「メラトニン」の分泌量は、年齢を重ねるごとに少なくなります。 6歳をピークに徐々に減少し、16歳ごろから急激に減少するといわれています。 45歳頃にはピーク時の半分に、さらに高齢になると2割ほどにまで分泌量が減ってしまいます。 そのため、お年寄りの睡眠時間は短く、子供は夜になると自然に寝てしまうのです。 また、1日のうちでも夜に増え、朝になると少なくなります。

このことから「メラトニン」は「老化とも関連があるのではないか」 という議論が起き、マウスで実験したところ、寿命が30%くらい延びるというデータが出ました。


●メラトニンの効果

1.細胞の老化を抑える。
2.癌を防ぎ抗がん剤の副作用を緩和する。
3.免疫システムを強化する。
4.ぼけ防止。
5.血圧を下げて心臓病を予防する。
6.性的活力を助長する。
7.ストレスを緩和する。
8.高齢者の不眠症に対し、深い眠りをもたらす。


●メラトニンを多く含む食品

クルミ、オーツ麦、トウモロコシ、米、カイワレ、ショウガ、トマト、キュウリ、バナナ、などに メラトニンが多いことがわかっています。 さらに、こうした食品よりもメラトニンが断然多い食品があります。それが「タルトチェリー」というサクランボです。 タルトチェリーは、米国で盛んに栽培されているほか、ヨーロッパや中央アジアなどの温暖な地域で栽培されています。 日本産のサクランボよりも粒が大きく、赤みも強いのが特徴。タルトチェリーのメラトニンの含有量は、 今までの調査では、食品の中で最も多いことがわかっています。 2002年の米国テキサス大学の研究によれば、タルトチェリーには1g当たり平均8.5ngのメラトニンが含まれているそうです。 ちなみに、メラトニンが豊富といわれるクルミでも、その含有量は1g当たり2.5〜4.5ng程度。 タルトチェリーのメラトニンの含有量が、いかに多いかがわかるでしょう。 タルトチェリーは、夏には日本でも生のものが手に入ります。不眠や時差ぼけの解消の効果を期待するのであれば、 10個程度を食べれば十分。この量を食べれば、血液中のメラトニン濃度が高まることがわかっています。 タルトチェリーを夕食後のデザートにすれば、安眠効果が得られるでしょう。 タルトチェリーのジュースやジャムも、日本で出回るようになってきました。 夏以外の時期は、こうしたタルトチェリーの加工食品を利用してもいいでしょう。 最近では、タルトチェリー入りのサプリメントも市販されています。 なお、メラトニンには副作用がないといわれていますが、年のため、妊娠中の人は控えた方がいいでしょう。