便秘解消・免疫力向上に『焼きバナナ』

便秘解消には、電子レンジで加熱しオリゴ糖を増やす焼きバナナが最適です。 また、焼きバナナを食べると、腸の善玉菌がグンと増えることから、体を病気から守る「免疫力」なども高まります。 実際に、風邪の引き始めなどに焼きバナナを食べると、風邪が悪化しないまま治ってしまう場合が多々あります。 便秘がちな人や、風邪を引いたなと思った人は、朝食で焼きバナナを食べてください。


■オリゴ糖

焼きバナナで腸の善玉菌が著しく増える

朝、バナナを食べだしたら便通がよくなった、という人が大勢います。 その一番の理由は、バナナに含まれる 「オリゴ糖」の効果に違いありません。 オリゴ糖は、単糖がいくつか結びついてできた甘味料の総称。 単糖がたくさん結びついたものは、多糖類といわれて区別されていますが、多糖類ほど単糖が多く結びついていません。 オリゴ糖の働きは、腸を活動的にすることです。 というのも、オリゴ糖は、腸に住むビフィズス菌などの善玉菌のエサになり、善玉菌を増やします。 このため、腸の蠕動運動(内容物を先に送る運動)が活発になり、便通がよくなるのです。 こうしたオリゴ糖が、バナナには100g当たり300mgも含まれています。 このため、バナナを食べだすと、便通がよくなり、便秘が解消するのです。

さて、こうしたバナナのオリゴ糖を効率よく摂る食べ方があります。 それは、外側を黒くする『焼きバナナ』にすることです。 日本には、昔から果物を焼いて外側の皮を黒くして食べるとという健康法がありました。 実際に、昔の人はミカンやリンゴを皮ごと焼いて食べて、健康的に暮らしていたのです。 バナナも、このようにして外側を黒く焼いて食べてみてください。 実は、バナナを黒く焼くことで、オリゴ糖の分子が細かくなって、相対的にその数が増えることがわかっています。 総量は変わりませんが、分子が細かくなったオリゴ糖は、多くの善玉菌のエサになって、善玉菌を著しく増やし、 腸の蠕動運動をグンと活発にする効果があります。


■焼きバナナの作り方

バナナを片面ずつ1分間加熱する

焼きバナナは、フライパンなどで焼く方法があります。 しかし、これは手間がかかるので、電子レンジを使って焼く方法を紹介します。 まず、バナナは皮ごと、横に寝かせてレンジに入れ、1分程度加熱します。 これで黒くならなくても、今度はバナナの上下をひっくり返して1分ほど加熱し、皮が程よく黒くなれば出来上がりです。 加熱しているときに、中身が飛び出すこともあるので、その直前に加熱を止めるのがコツです。

焼きバナナはドロッとしているので、皮を真ん中からパカッと開いて、スプーンで食べるといいでしょう。 この焼きバナナを食べると、腸の善玉菌がグンと増えることから、体を病気から守る「免疫力」なども高まります。 実際に、風邪の引き始めなどに焼きバナナを食べると、風邪が悪化しないまま治ってしまう場合が多々あります。 便秘がちな人や、風邪を引いたなと思った人は、朝食で焼きバナナを食べてください。