股関節痛に『プラセンタ療法』

股関節痛』が和らいで手術を回避でき、杖が不要になる人も多い 『プラセンタ療法』が話題になっています。


■「プラセンタ」とは?

プラセンタは哺乳動物の「胎盤」

激しい股関節痛を伴う重症の「変形性股関節症」を完治させるには、今のところ、人工股関節に取り替える 大掛かりな手術を受けるしかありません。とはいえ、人工股関節の手術は大きな苦痛と肉体的な負担を伴うため、 手術を先延ばしにしながら、痛み止めの注射や内服薬、湿布薬を使う対症療法(症状を抑える治療法)で 股関節の激痛をしのいでいる人も少なくありません。 そのような股関節の激痛に苦しんでいる人にお勧めなのが『プラセンタ療法』です。 プラセンタとは、哺乳動物の「胎盤」を指す言葉で、一般には人間やブタ、ウマの胎盤から抽出されたエキスのことも プラセンタと呼びます。ちなみに、人間の胎盤エキスは注射薬、ブタやウマの胎盤エキスは内服薬や健康食品、 化粧品に利用されています。


●プラセンタ療法の有効症例

プラセンタを用いて股関節痛に顕著な改善が認められた症例を紹介します。

まずは、79歳の女性の症例。この女性は変形股関節症の痛みが非常に激しく、杖なしでは一歩も歩けないほどで、 少し歩くと痛むので、そのたびにしばらく休まねばならない、と嘆いていました。 大学病院で診察を受けた結果、股関節の軟骨は磨り減ってほとんど無くなっており、 手術を受けるしか手立てがないような末期的な状態だということがわかりました。 そして、その女性は大学病院での手術までのつなぎ治療として あるクリックを紹介され、そのクリニックの医師と相談の結果、プラセンタの注射(メルスモンイアンプル)を、 週に1回受けることになったのです。その結果、この女性の場合は、極度の重症例ということもあり、 効果が現れるまでに3ヶ月ほどかかりましたが、股関節の痛みが驚くほど軽減し、 日常生活でも無理さえしなければ杖を使わずに歩けるほどに回復し、手術をする必要もなくなったということです。

次に、変形性股関節症の62歳の女性。この女性は、先天性股関節脱臼の治療がうまくいかなかったためか、 年を取ってから左側の股関節痛に悩むようになりました。痛みでほとんど歩けず、日常生活でも大変困っていたそうです。 手術はどうしても避けたいという希望があったので、通院していた大学病院で上記のクリニックを紹介してもらい、 プラセンタ療法を始めたました。そして、週1回プラセンタの注射に通ったところ、激痛がしだに和らぎ、 3ヵ月後には痛みがきれいになくなってスタスタと歩けるようになったそうです。

次に、5年前から右の股関節痛に苦しんできた62歳の女性。 この女性は、遠くへ出かけるときは、いつもタクシーを利用していたのですが、目的地に着いてタクシーの座席から 立ち上がろうとすると股関節に激痛が走り、一人では降りられなくなることが何度もあったそうです。 股関節痛では、このように動き出そうと足を動かした瞬間に痛みが走るケースが多いのです。 この女性も、上記のクリニックで週に1度プラセンタの注射を受けた結果、股関節が急に痛むことが全くなくなった そうです。

さらに、68歳の女性。この女性は大腿骨壊死といって、股関節の中の大腿骨頭の組織が血流不足などによって 壊死して変形し激痛が走るという難病を患っていました。激しい股関節痛がしょっちゅう現れ、歩くこともままならず、 夜もあまり眠れなかったそうです。通っていた病院では手術を勧められていたのですが、 何とか手術だけは避けたいと思い、上記のクリニックをたずねたのです。 そこで、プラセンタの注射を週に1回受けたところ、痛みが徐々に引き、半年後には手術の必要を感じない程度にまで 痛みが軽減したそうです。

このように、プラセンタは股関節痛の改善によく効くことがわかってきました。 とはいえ、プラセンタは万能の薬ではないので、全く効かない症例も少なからずあります。 しかし、プラセンタ療法は注射を週に1回受けるだけですみ、安全性も非常に高いので、手術を検討する前に プラセンタ療法を一度試す価値はあると考えられます。


●プラセンタが股関節痛に効く理由

20の薬理作用がありながら副作用はない

では、プラセンタはなぜ、難治の股関節痛によく効くのでしょうか。
それは、豊富な栄養や生理活性物質によって発揮される20もの薬理作用がプラセンタに備わっているからに他なりません。 それらの中でも特に、傷んだ組織を修復する作用や血流を促す作用、それに炎症を鎮める作用が複合的に働き、 股関節痛を和らげてくれるのだろうと推測されます。また、プラセンタに備わる精神安定作用も見逃せません。 股関節痛のような激しい痛みに苦しんでいると、気分が落ち込んでうつ状態に陥りやすくなるものです。 すると、意欲が減退して体を動かさなくなり、ますます股関節痛が悪化してしまいます。 人によっては寝たきりになる場合もあります。ところが、プラセンタの注射を受けると、不思議とやる気や元気、 意欲が出てくるのです。その上、プラセンタが優れているのは、重大な副作用が全くといっていいほどないことでしょう。


◆プラセンタの薬理作用

@基礎代謝向上作用A細胞活性化作用B呼吸促進作用C血行促進作用D造血作用E疲労回復作用 F血圧調節作用G自律神経調節作用Hホルモン調節作用I免疫強化作用J活性酸素除去作用 K抗突然変異作用L創傷回復促進作用M抗炎症作用N抗アレルギー作用O体質改善作用 P強肝・解毒作用Q妊婦の乳汁分泌作用R食欲増進作用S精神安定作用


●最後に

プラセンタには、医薬品の承認を受けてから半世紀に及ぶ長い歴史がありますが、残念なのは更年期障害や慢性肝疾患 の治療にしか健康保険の適用にならないことです。そのため、股関節痛の治療でプラセンタを用いる場合は、 自費診療扱いになるという難点があります。費用は施設によって異なるので、事前に確認するとよいでしょう。

なお、プラセンタ療法を実施している病医院が遠くにしかない人や、多忙で毎週のように通院するのが困難な人は、 市販の健康食品(粒食品やドリンク)を摂ってもよいでしょう。速効性の点では注射に劣りますが、 毎日続けて摂れば健康食品でも注射と同じように驚くような効果が出てきます。