βグルカン【善玉菌のエサになり、免疫力を増強する】

善玉菌のエサになり、免疫力を増強する
「βグルカン」

水溶性食物繊維『βグルカン』は、多くの種類がある食物繊維の中でも、 最近特に注目を集めている食物繊維です。
βグルカンは、善玉菌のエサになるため、摂れば善玉菌が増えて 腸内環境が整えられ、血液も浄化されます。
また、βグルカンを摂ると腸の白血球が活気づき、「免疫力」も高まることが わかってきました。

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■「βグルカン」とは?

腸を活気付け、免疫力を高めると注目の食物繊維

食物繊維は水溶性食物繊維と不溶性食物繊維とに大別できますが、種類でいえばさらに細かく分類されます。 たとえば、水溶性食物繊維の中でもリンゴに多いペクチンや海藻に多いフコイダンなどがあります。 不溶性食物繊維にはゴボウに多いセルロースやゴマに多いリグニンといった種類があります。 そして、最近になって注目を集めているのが、水溶性食物繊維『βグルカン』です。

「グルカン」とは、ブドウ糖とブドウ糖がつながった多糖類の一種で、植物やキノコ、酵母、細菌などの 細胞壁を構成している成分です。栄養素としては、人間の体内にある酵素では消化しきれない食物繊維に相当します。 糖は、その最小単位が一つの糖からできているものは単糖類、二つの単糖が結合しているものは二糖類、 多数が結合しているものは多糖類と呼ばれます。このうち、グルカンは多糖類の一種で、ブドウ糖類が長い鎖のように つながっています。グルカンは、構造の違いによってα型β型に分けられますが、 ここで紹介するβ型は六角形の構造をしており、これらがいくつもつながって、長鎖を形成しています。

βグルカンが体内に摂取されると、まずは腸が活気づきます。私たちの腸内には100種類100兆個もの腸内細菌が 住みついており、それらは、食べ物を分解して吸収しやすくするなどの体に有益な働きをする善玉菌(ビフィズス菌など)と、 便を腐敗させたり、腸管壁に刺激を与え、炎症の原因を作ったりする悪玉菌(大腸菌)などの分けられます。 このうち、腸内に悪玉菌が増えると便の腐敗が進むため、腸壁への炎症による癌や、有害毒素などによる糖尿病といった、 さまざまな病気を招きます。食物繊維の一種であるβグルカンは、善玉菌のエサになるため、摂れば善玉菌が増えて 腸内環境が整えられ、血液も浄化されます。また、βグルカンを摂ると腸の白血球が活気づき、「免疫力」も高まることが わかってきました。免疫とは、細菌やウィルスなどの異物から身を守る働きのことで、私たちは、誰の体にも免疫力が 備わっていて、その働きが十分に発揮されれば、健康を維持することができ、たとえ病気になっても悪化することはありません。

その免疫力を担うのが、免疫細胞の白血球です。白血球は、体内に侵入した異物を消化・分解する顆粒球、 異物を処理するリンパ球、異物を食べるマクロファージ(大食細胞)などで構成されています。 これらの免疫細胞は、全身のいたるところで活躍していますが、その活躍の中心になるのが場所が腸なのです。 βグルカンが腸に到達すると腸壁に絡みつき、その刺激によってマクロファージが腸に集まってきます。 そして、βグルカンがマクロファージの受容体(細胞膜にある鍵穴のようなもの)に結合すると、 免疫細胞の集合体である白血球が活気づき、さまざまな病気が未然に防げるのです。 また、白血球の数も増やします。ある研究グループが行った試験では、白血球の数が1.5〜2倍に増えることが 確認されています。

βグルカンの中にもいくつかの種類がありますが、次に紹介するのはβ1・3グルカンとβ1・6グルカンです。 これらは、その優れた効果から新型食物繊維と呼ばれ、大きな注目を集めています。



●β1・3グルカンとβ1・6グルカン

清涼飲料から偶然に発見された

βグルカンは六角形の構造をしており、これらがいくつも繰り返しつながって、長鎖を形成しています。 そして、六角形の6つの角には、1番から6番までの番号が付けられ、どの番号とどの番号が結合しているかによって、 性質が違ってくるのです。ここで紹介する食物繊維は、六角形のβグルカンの1番と3番、1番と6番が結合した 「β1・3グルカン」「β1・6グルカン」のことで、黒酵母から生み出されたゼリー状の 食物繊維です。そのため、別名、黒酵母エキスと呼ばれる場合もあります。

黒酵母が発見されたきっかけは、偶然の出来事でした。昭和50年代、炭酸入り清涼飲料水のビン詰め製品が 広く普及してきました。その開発の途中で清涼飲料水を冷やしたり温めたりしていたときに、 白く濁る浮遊物が発生したのです。 そこで、その浮遊物を取り出して調べたところ、何らかの菌が生み出したゼリー状の成分であることがわかりました。 その後、企業と宮崎大学の研究で、この成分を生み出した菌の正体は、黒酵母と呼ばれるもので、 専門的にはアウレオバシジウム属に属する菌であることが明らかになったのです。 酵母とは、自然界で樹皮や花の蜜・果物に付着して生息している単細胞生物のこと。 現在では数百種類以上あることがわかっており、酒やパンなどを作る際の発酵にも用いられています。 黒酵母は、もともとサトウキビに付着している菌のため、サトウキビが原料の糖分を含んだ清涼飲料水に生じたのは 当然ともいえるでしょう。その後の研究で、このゼリー状の成分は、黒酵母の周りに作り出された食物繊維の一種で、 β1・3グルカンとβ1・6グルカンという、食物繊維であることがわかったのです。







●βグルカンの効果

βグルカンは、さまざまな効果を発揮することがわかってきました。


◆糖鎖の異常も正常に戻す

先述したように、病気にかかるか、かからないかの分かれ道は、免疫力の強さが鍵を握っています。 βグルカンは、免疫細胞の一種であるマクロファージ(大食細胞)の表面にある受容体 (細胞膜にある鍵穴のようなもの)と結合し、免疫細胞を活動させるスイッチのような役割を担っています。 こうしてマクロファージが活性化すると、体内で情報伝達の役目を果たすサイトカインという物質が分泌され、 他の免疫細胞である顆粒球リンパ球なども活発に働き出し、免疫力がしだいに強まっていくのです。 これらの免疫細胞は、血液やリンパ液の流れに乗って全身を巡り、病気の原因となる異物を次々と退治します。

さらにβグルカンは、糖鎖を正常にする働きもあると考えられています。私たちの体は、約60兆個もの細胞から作られており、 その細胞の一つ一つには枝のように突き出たアンテナがあります。このアンテナが糖鎖です。 糖鎖は、細胞と細胞が情報を交換するための伝達機関と考えられており、この糖鎖に異常が起こった場合は、 細胞間の情報伝達に支障をきたします。すると、外敵や異物を認知できなくなるため、免疫力が衰えてしまうのです。 最近は、さまざまな病気の根本原因には糖鎖の異常があると考えられており、世界中で糖鎖の研究が急速に進んでいます。 βグルカンには、この糖鎖の異常を正常に戻す働きがあると考えられます。

ほかにも、βグルカンは、癌の抵抗性をなくす働きがあると考えられます。癌細胞は、放射線療法や抗癌剤などの 治療を受けると、これらの治療に対して抵抗性がつき、2度目の治療には効かない場合があります。 βグルカンは、こうした抵抗性を退ける働きがあるのです。実際に、複数の大学でβグルカンの研究が進められており、 免疫力強化のほかにも抗酸化作用や高血糖を防ぐ作用など、実にさまざまな働きがあることがわかっています。

βグルカンは食品として市販されています。市販の食品は黒酵母にミネラルの豊富な水を加え、糖分や米ヌカ、 ビタミン類などを入れて培養したゼリー状の液体です。黒酵母から作られるため、黒酵母エキスや黒酵母グルカン などと呼ばれることもあるようですが、基本的には同じものです。


◆血糖降下作用も抗酸化作用も確認

糖尿病は、血糖値を調節するインスリンというホルモンの分泌が減ったり作用が低下したりすることで、 血糖(血液中のブドウ糖の濃度)が上昇する病気です。最近では日本人の食事が欧米化し、脂質の摂取量が増えるにつれて、 糖尿病の患者数は増加の一途をたどっています。 糖尿病はT型糖尿病とU型糖尿病に大別できます。T型は、何らかの原因でインスリンを分泌する膵臓に障害が起こって、 血液中の糖を分解・吸収できずに高血糖になるタイプで、若年層に多く見られます。 一方のU型は、過食や運動不足などの悪い生活習慣が原因で、血糖値の上昇にインスリンの分泌が間に合わなかったり、 インスリンの作用が弱まったりして起こります。糖尿病が恐いのは、自覚症状がないまま進行し、血管と神経が傷んで、 目や神経の障害などを引き起こすことです。さらに、心臓病や腎臓病・脳卒中の発症にも関係することから、 命を落とす危険も高くなります。

某大学機関の研究グループは、T型糖尿病とU型糖尿病を発生させたマウスにβグルカンを与えて、 与えなかったマウスと比べる試験を行いました。すると、U型糖尿病のマウスでは血糖降下作用が現れたそうです。 また、T型糖尿病のマウスでは、U型以上に顕著な血糖効果作用が確認されたといいます。 βグルカンは、抗酸化力も絶大です。活性酸素が体内で大量に発生すると、過酸化脂質(酸化された脂肪)が作られて、 細胞や血管・臓器などを傷つけ、さまざまな病気を招き、老化も早めます。 松尾先生らの研究グループが行った試験では、βグルカンを与えたマウスでは、過酸化脂質が作られる用が少なくなった ことがわかっています。つまり、βグルカンを与えた場合、活性酸素の害を食い止めることができたわけです。


◆アレルギーや高脂血症にも有効

βグルカンは、免疫細胞のマクロファージを活性化させる効果も持っています。 マクロファージの働きが活性化されると、他の免疫細胞の活動も活発になるため、体全体の免疫力が高まっていきます。 免疫力の向上が治療の決め手になる代表的な病気が癌です。 鈴鹿医療科大学の長谷川武夫教授も、癌になったマウスにβグルカンを与えたところ、癌細胞が縮小したことを 報告しています。このほかにも、アレルギー症状・高脂血症・動脈硬化・高血圧・腎機能の低下など、10以上の症状に、 βグルカンは効果を発揮することがわかってきました。こうした結果を受けて、現在ではβグルカンを治療に取り入れる 医療機関も増えてきました。以下はある医療機関で行われた治療の例です。

73歳のある女性は、糖尿病を発症し、ヘモグロビンAlcの値(糖尿病の診断に使われる血液検査の値)も、 食後血糖値も基準値を超えていました。担当医師はこの女性に食事と運動の指導をすると共に、 インスリンの働きを改善する薬を処方し、さらに、朝と晩の空腹時にβグルカンを飲んでもらいました。 そして、この女性がβグルカンを摂りはじめた2ヵ月後には、それぞれの検査値が基準値前後まで下がり、 それまで投与していた薬も不要になったそうです。
また、別の60歳の女性は乳癌・子宮癌・大腸癌を併発し、癌の摘出手術をした後、βグルカンを朝晩の1日2回飲むように 指示されました。それから2年が経過していますが、この女性は癌の再発も転移もなく、すこぶる元気で、 趣味の絵画を楽しんでいるそうです。



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