有機ゲルマニウム

ゲルマニウムが体内の電磁波バランスを正常にすることで、酸素が体内に著しく増えるようになります。 その結果、 免疫力が高まり全身の細胞も活き活きと活動できるようになって、 細胞の生まれ変わりのサイクルが整えられるのです。 リウマチを防ぎ治す力があるミネラルとして大変注目されています。


■有機ゲルマニウムの働き

インターフェロンを増やす

「ルルドの泉」という泉のことをご存知でしょうか?
この泉は、フランスのスペイン国境近くの「ルルド村」にあり、そこから湧き出る水は、 難病をも治す「奇跡の水」として昔から知られていました。 今でも、病気に苦しむ人々がその湧き水を求めて、人口1万人あまりのルルド村に、年間300万人も訪れているそうです。 そして、これまでの調査によって、ルルドの泉の湧き水には『有機ゲルマニウム』が豊富に含まれていることが明らかになっています。

ゲルマニウムは、サルノコシカケや朝鮮人参といった薬用植物に豊富に含まれる元素です。 そして、ゲルマニウムを体内に取り入れれば、健康に大変役立つことも、これまでの研究でわかってきたのです。 ただし、ゲルマニウムは、有機ゲルマニウムと無機ゲルマニウムがあり、体内に取り入れて有益なのは有機ゲルマニウムの方です。 無機ゲルマニウムは、体内に入れば、腎臓障害などの害があります。 健康に役立つ有機ゲルマニウムの働きを突き止めたのは浅井一彦博士。 浅井博士は、数多くの植物を調べた結果、植物が、土の中から有機ゲルマニウムを取り入れていることを明らかにしました。 そして長年の研究によって、有機ゲルマニウムが生物の活動に欠かせない元素である可能性を示したのです。

健康に役立つ有機ゲルマニウムの特徴の一つは、 活性酸素(酸化力の強い酸素)を消す力があること。 活性酸素は、正常な細胞を傷つけたり、 動脈硬化を進めたりする主原因です。 そこで、有機ゲルマニウムを摂れば、癌や心臓病、 それに脳卒中の予防・改善が期待できるのです。 もう一つの特徴が、痛みや炎症を抑える働き。 そこで、有機ゲルマニウムは、 リウマチの治療にも活用されています。 そして、有機ゲルマニウムの最大の特徴は、インターフェロンという サイトカイン(生理活性物質)を増やして、 免疫力を強める働きです。


●インターフェロンとは?

インターフェロンが免疫力を強化する

「免疫力」の担い手は、免疫細胞である「白血球」。 白血球は、血液1ミリリットル中に約3000~9000個含まれ、顆粒球、リンパ球、単球(マクロファージ、あるいは大食細胞)の3種類に分かれます。 これらの白血球が体内を巡回して、癌細胞や病原菌などの有害な異物(抗原という)を捕らえたり、排除したりして、私たちの健康を守っているのです。 しかし、白血球は、いつも活発に体内をパトロールしているわけではありません。 ほとんどの白血球は、ふだんは休眠状態にあり、体内に有害な異物が侵入すると一気に増えます。 そして、その白血球をフル活動させる役割を担うのが、インターフェロンなのです。

インターフェロンは、癌やC型肝炎の薬としても有名ですが、 もともと全ての動物の体内で作られているサイトカイン(生理活性物質)で、たんぱく質の一種です。 インターフェロンが体内で不足すれば、免疫力も低下します。 中高年になれば、癌やリウマチなど、さまざまな病気が起こりやすくなることが知られています。 これは、40歳を過ぎれば、インターフェロン産生能が衰えることと無関係ではありません。 ストレスや過労、睡眠不足も、インターフェロン産生能を低下させます。 そこで、趣味や笑いのある生活によってストレスを解消したり、十分な睡眠をとったりすることが、免疫力を保つのに欠かせないのです。

◆インターフェロンの有効実験

広島大学では、白血病を引き起こすウィルスに感染させたネズミにインターフェロンを与える実験を行いました。 その結果、インターフェロンを与えなかったネズミは、5ヵ月後までに56%が白血病になりましたが、 インターフェロンを1日おきに3ヶ月間与えたネズミは、1匹も白血病になりませんでした。


●有機ゲルマニウムの有効性実験

有機ゲルマニウムがインターフェロンを増強する

さらに、インターフェロン産生能を急速に回復させ、免疫力を大幅に強めたいのであれば、有機ゲルマニウムを摂るのが最適といえるでしょう。 有機ゲルマニウムを摂れば、免疫力が格段に向上することは、さまざまな研究でわかっています。 有機ゲルマニウムはインターフェロンを増やすことによって免疫力を強化するのです。 実際に、有機ゲルマニウムは、癌やリウマチ、 高血圧骨粗鬆症など、さまざまな病気に有効であることが、 多くの大学病院の臨床実験によっても証明されています。

◆有機ゲルマニウムの有効実験①

東北大学ではまず、ねずみに有機ゲルマニウムを与える実験を行いました。 その結果、通常40単位未満の血液中のインターフェロンが24時間後に約300単位、つまり約8倍に増えたのです。 次に、健康な成人12名にも、有機ゲルマニウムを摂ってもらう実験を行いました。 すると、血液中のインターフェロンが30時間後に、通常の8倍程度に増えた人が多かったのです。 リンパ球の中でも、とりわけ、癌退治の主力部隊といえるのがNK細胞(キラー細胞)。 東北大学では、有機ゲルマニウムを摂れば、キラー細胞の働きが活発になることも、実験で確かめています。 実験では、犬やねずみに有機ゲルマニウムを経口投与したところ、24時間後にキラー細胞の働きが約3倍に高まりました。 さらに、健康な成人9名にも有機ゲルマニウムを摂ってもらいました。 その結果、24時間後からキラー細胞の働きが約3倍に高まり、その効果が4日間も持続したそうです。

◆有機ゲルマニウムの有効実験②

(財)佐々木研究所の佐藤博博士らは、ネズミに、癌細胞(AH66とAH44という腹水肝癌)を移植しました。 そして、ネズミを有機ゲルマニウムを与えるグループと与えないグループに分け分けました。 すると、有機ゲルマニウムを与えなかったネズミは20日以内に全て死亡しましたが、 有機ゲルマニウムを与えたネズミは、60日後にも半数が生きていたのです。

◆有機ゲルマニウムの有効実験③

岡山大学が行った実験では、ネズミを次の3つのグループに分けました。

  • 1.発癌物質の注射のみ
  • 2.発癌物質を注射後、有機ゲルマニウムを8週間投与
  • 3.発癌物質を注射する2週間前から発癌物質の注射後8週目まで、有機ゲルマニウムを投与

その結果、12週間後には、1の癌発生率は58.3%に上りました。 これに対して、2の癌発生率は27.3%、3の癌発生率は18.8%に抑えられました。 つまり、3は1に比べて、癌発生率が約7割も減ったのです。

◆有機ゲルマニウムの有効実験④

岡山大学医学部では、「肺小細胞癌」という難治とされる肺癌の患者17名に、ゲルマニウムを摂ってもらいました。 そして、ゲルマニウムを摂らなかった肺小細胞癌の患者15名と治療効果を比べました。 その結果、ゲルマニウムを摂らなかった患者は、3年後までに全員亡くなりました。 これに対して、ゲルマニウムを摂った患者は、癌が大幅に改善した人が多く、このうち、4名は5年以上も生存したのです。 一般に癌は治療後5年生存すれば、治ったとみなされます。 つまり、ゲルマニウムを摂った患者の約2割が、ほぼ治ったといえるのでしょう。

◆有機ゲルマニウムの有効実験⑤

千葉県癌センターでは、子宮癌や卵巣癌などの女性の患者に、抗癌剤と併用してゲルマニウムを摂ってもらいました。 その結果、ゲルマニウムを摂った患者は、ゲルマニウムを摂らなかった患者に比べ、平均生存期間が1.4倍も延びました。


●最後に

有機ゲルマニウムは、植物の中では、サルノコシカケや朝鮮人参などの薬用植物に豊富に含まれています。 私たちの周りにある日常食品では、コショウやショウガ、サンショウといった香辛料、大豆、ニンニク、サツマイモなどにも含まれています。 このような食品を積極的に摂れば、免疫力の強化による健康の維持やさまざまな病気の予防が期待できるでしょう。 しかし、日常食品に含まれている有機ゲルマニウムは、わずかな量に過ぎません。 こうした食品を摂ったとしても、すでに病気にかかっている場合には、目に見えるような改善効果をあまり期待できないかもしれません。 そこで、病気の予防や改善に有機ゲルマニウムを役立てたいのであれば、有機ゲルマニウムの栄養補助食品を活用するのがよいでしょう。 今では、粒食品などさまざまな有機ゲルマニウムの栄養補助食品が市販されています。 有機ゲルマニウムを日常生活に取り入れて、健康づくりに役立ててはいかがでしょうか。


●有機ゲルマニウム関連項目

リウマチの改善に
有機ゲルマニウムは、リウマチにも大変有効であるといわれ、大学病院の実験ではリウマチの人の8割が改善したという結果が出ています。 有機ゲルマニウムは、体内でインターフェロンというサイトカイン(生理活性物質)を増やし、免疫力を強める働きが抜群です。 この働きによって、リウマチやアトピーなどの予防・改善に大いに役立つのです。