気管支喘息



■気管支喘息とは?

気管支喘息は、急に息苦しくなってゼイゼイする発作を起こす症状です。 空気の通り道である気道に慢性的な炎症が起きて過敏な状態になり、そこに刺激が加わると、気道を取り巻く筋肉の収縮や粘膜のむくみ、 分泌物(痰)の増加などによって、気道が狭くなり、呼吸が苦しくなる喘息発作が起こります。 最初は、夜、咳が出始めることが多く、白っぽい痰が出る、走った時に息が切れる、胸苦しいなどの症状が現れます。 子供の病気というイメージがあるかもしれませんが、中高年にも少なくありません。 大人になってからの喘息は40〜50歳代からの発症が多く、高齢者では喘息で亡くなる人も増えています。


●気管支喘息の治療

喘息の治療といえば、かつては、苦しい発作を止める治療を指していました。 しかし、近年、発作が起こる根本に、慢性的な気道の炎症があることが明らかになり、 現在では、その炎症を抑えて発作の予防を目指すことが治療の基本となっています。
実際の治療としては、薬物療法が中心となり、発作が起こらないようにコントロールするための長期管理薬と、 発作を鎮める発作治療薬に分けて考えられ、重症度に応じて段階的に用いられます。 併せて、症状を引き起こす原因を減らすような環境整備も大切です。 アレルギー性鼻炎やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)、胃食道逆流症などを合併している場合は、その治療が喘息の改善に役立つことも分かってきました。