ロディオラ・ロゼア
(イワベンケイ)

ロディオラ・ロゼア(和名:イワベンケイ)』はアダプトジェニックハーブ(ストレス解消を促進するハーブ)の一種で、 セロトニン活動量を30%まで増加する働きがあります。 ロディオラ・ロゼアは、脳内伝達物質と脳内細胞の電気活動を活発にさせることから、 気分を改善してストレス下の精神的疲労、脳の疲労を回復させたり、認識力、記憶力をアップさせる作用があります。 (ロディオラ・ロゼアは、セロトニンを壊す酵素であるCOMTの活動を抑制する働きがあります。) ロディオラ・ロゼアの効果は2~3日ほどで現れ、ロジオラのユーザーは、活力、やる気が上がり、不安、自信過剰と楽観を軽減します。


■ロディオラ・ロゼアについて

ロディオラ・ロゼア(イワベンケイ) ロディオラ・ロゼア(紅景天)とは、アジアから欧州、北米にかけての高地にみられるハーブであり、古代ギリシャの時代から用いられてきました。 特に、ロシアやグルジアでは伝統医療の中で利用されています。 1960年代、旧ソ連において薬理効果が研究された結果、運動能力や脳の高次機能を向上させる用が明らかとなりました。 現在、ロディオラ・ロゼアによる抗ストレス作用や抗酸化作用、抗疲労作用、抗鬱作用、認知機能の改善作用、 滋養強壮作用、抗鬱作用、免疫賦活作用などが注目され、米国を中心に研究が進められています。


■期待される効能

抗ストレス作用。抗疲労作用。滋養強壮作用。脳の高次機能・認知機能の改善作用。抗鬱作用。抗酸化作用。免疫賦活作用。不妊症の改善作用。


■作用メカニズム

有効成分として、各種のアルカロイド類、ポリフェノール類、フェニルブロバノイド類などが存在します。 ロディオラ・ロゼア特有の成分として、ロサビン、ロシン、ロサリンなどがあります。 基礎研究では、寒冷刺激や放射線障害といったストレスからの防御効果、疲労の軽減作用、学習や記憶といった能力の改善作用が示されてきました。 また、心臓の虚血障害に伴う不整脈の改善や心筋の保護作用なども認められています。 これらは、内在性オピオイド類を介した作用と考えられます。その他、脳内のドーパミンやセロトニンへの影響も示されてきました。 さらに、ロディオラ・ロゼアには、抗酸化作用を持つ物質が19種類見出されています。


■科学的根拠

臨床試験によってロディオラ・ロゼアの効果が示されてきました。 例えば27名の学生・医師・研究者が被験者となり、脳の高次機能に対する作用を検証した研究では、対照群に比べて、 ロディオラ・ロゼア摂取群では、文章構成能力の維持が認められました。 また、120~254名の被験者を対象にした複数の臨床試験でも、ロディオラ・ロゼアによる同様の効果が報告されています。 さらに、ストレス存在下における疲労感、注意力、記憶力といった高次機能への影響を検証した複数の臨床試験において、 ロディオラ・ロゼアの抗ストレス作用、抗疲労作用が認められました。 例えば50名の医師を対象にした試験では、夜間勤務時における疲労感や認知機能を検討した結果、2週間のロディオラ・ロゼア投与における改善が示されました。 その他、128名の鬱病患者を対象にした臨床試験において、ロディオラ・ロゼアの抗鬱作用が報告されています。 ロディオラ・ロゼアによる抗ストレス作用・抗疲労作用を示した臨床研究が、2008年にスウェーデンのグループから報告されています。 研究では、20歳から55歳までの男女60名を対象に、1日あたり576mgのロディオラ・ロゼア抽出物、あるいは偽薬がが4週間投与され、 QOL(生活の質)や認知機能などに関する指標が測定された結果、ロディオラ・ロゼアの摂取による抗ストレス作用・抗疲労作用が認められたといいます。


■摂取方法

米国での用法は、次のようです。健常者が身体能力や高次機能の向上に用いる場合には、1日あたり50~400mgを食前(朝食と昼食の前)に摂取します。 また、抗鬱作用を得るためには300~900mgをを摂取します。ただし、高齢者などでは35~50mgから開始します。 いずれも、少量から開始し、3~14日ごとに漸増します。


■注意事項

基礎研究およびヒトを対象にした臨床試験では、特に問題となる健康被害や副作用は知られていませんが、稀に、消化器症状を認めます。 他のサプリメントや医薬品との相互作用は報告されておらず、併用は問題ないと考えられます。 ただし、作用機序の類似したサプリメントとの併用は、念のために注意します。