FK-23濃縮乳酸菌A

濃縮乳酸菌は腸内環境を整えて免疫力を高め、治療の副作用が和らぐと全員が実感。


■FK-23菌

FK-23菌は小腸のリンパ組織に集まる免疫細胞を元気にして、ウィルスや癌を防ぐ

前ページでは、末期の肺癌や進行期のリンパ腫を克服した患者さんをご紹介しました。 2名の患者さんに共通していたのが、濃縮乳酸菌を飲む習慣でした。濃縮乳酸菌と共に末期の前立腺癌や胃癌を乗り越えた 患者さんなど、私はほかにも数多くの症例を見てきました。 乳酸菌が私たちの健康の保持・増進に役立つことは、今や常識となっています。腸内環境の改善をもたらし、 ウィルスや癌に対抗する免疫力を強化するというものです。ただ、ひとくちに乳酸菌といっても菌の種類はいくつもあります。 そんな乳酸菌の中でも、免疫力を強化する働きが最も大きいと注目を集めているのが「FK-23菌」です。 加熱処理すると、免疫増強作用が3倍に高まることまでわかっています。


現在も、FK-23菌は国内外で研究されています。例えば、岡山大学とミャンマー保健省は共同で、肝硬変や肝臓癌の最大原因 とされるC型肝炎に対する臨床試験を行っています。FK-23菌を投与すると、免疫細胞を活発にする働きのあるインターフェロン というたんぱく質が増え、結果的にALTやASTといった肝機能値が下がり、長期的に見ても基準値で安定することが報告されています。 北海道大学では、FK-23菌がインフルエンザウィルスの活動を抑える働きについて研究されています。 昨年には、ウィルスへの感染防御効果にとどまらず、ウィルス感染後に起こる肺炎を抑える効果があることが発表されました。 その他、最近では、癌の転移に対する効果(東京大学)、食事性の脂肪肝・肝硬変に対する効果(京都府立医科大学) に関する研究が立て続けに決まっています。

このように脚光を浴びているFK-23菌ですが、なぜ優れた免疫増強作用をもたらすのでしょうか。 答のカギを握っているのは、実は「腸」です。私たち人間の腸内には100種類、100兆個もの腸内細菌が存在している といわれています。腸内細菌は、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌、ウェルシュ菌や大腸菌などの悪玉菌に大別されます。 善玉菌が多ければ腸内環境が良い、反対に、悪玉菌が多ければ腸内環境が悪いと評価されます。 腸内環境の良し悪しは便通や肌の調子はもちろん、免疫力の強弱とも深いかかわりがあります。 具体的期には、腸内環境が良ければ免疫力が強くなり、腸内環境が悪ければ免疫力が低下することがわかっているのです。 腸内環境が改善すると、「腸内免疫」という強力な免疫システムの力が最大限に引き出されます。 小腸には「パイエル板」と呼ばれるリンパ組織の集合体があり、全身の免疫細胞の7割が集まっています。 腸内環境と免疫細胞の働きの関係のすべては解明されてはいませんが、善玉菌が増えることで腸管免疫が強くなるとわかっている のです。加熱殺菌されたFK-23菌は、パイエル板に存在する免疫細胞を刺激して腸管免疫を活発にするスイッチを入れ、 大腸に運ばれると、今度は善玉菌のエサとなり、腸内環境を改善する手助けをしているのです。


●1日1兆個以上の乳酸菌を 摂取する必要がある

早い人で3週間、平均三ヶ月で白血球の働きが活発になって癌も縮小する人多数

その際、乳酸菌の「質」とともに大切なのが「量」です。FK-23菌が免疫増強作用に優れているのは前述のとおり。 一方、質に対する量についてですが、100兆個ともいわれる腸内細菌のバランスを変えるのは容易ではありません。 一般的な乳酸菌食品中の含有量は100ミリグラムあたり10億程度。医薬品の乳酸菌製剤でも、1グラムあたり100億個ほどです。 この程度では、腸内環境の改善に期待はできません。私は、腸内環境を改善するためには、少なくとも1日1兆個以上の乳酸菌を 摂取する必要があると考えています。その点、私が癌治療にも活用している濃縮乳酸菌は理想的な食品です。 1グラムあたりに4兆個以上含まれている良質なFK-23菌を無理なく大量に摂れることで、腸内環境を速やかに改善し、 腸管免疫を引き出してウィルスや癌に対抗できるからです。大量のFK-23菌と抗癌剤を併用すれば、治療効果が高まり、 副作用まで和らぐという研究結果も出ています。実際に、私はこれまで10年以上にわたり500名以上の癌患者さんを見てきましたが、 濃縮乳酸菌の摂取で病状の改善が見られたケースがほとんどです。生活の質(QOL)を含めると、改善率はほぼ100%に達します。 経験的にいうと、食欲不振、吐き気、だるさ、下痢など、抗癌剤の副作用に対しては即効性があると実感しています。 ただし、抗癌剤の連続投与で弱った白血球が元気を取り戻すには早くて3週間、平均で3ヶ月かかるようです。 多くの場合、その頃から癌の縮小が見られる傾向があることを私は確認しています。 とはいえ、これは平均ですので、癌患者さんが濃縮乳酸菌を試す場合、9ヶ月は飲み続けて様子を見てください、 と伝えるようにしています。


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