べっ甲エキスの効果

新漢方「べっ甲エキス」は腎の働きを活発にして血流を増やし、耳鳴り・難聴を八割改善。


■べっ甲エキスの効果

原因不明の耳鳴りや難聴の改善には腎の活性化が何より大切で、べっ甲エキスが有効

暑い夏にビールを飲んで「五臓六腑に染み渡る」と口にする人も多いのではないでしょうか。 「五臓六腑」は、中医学において人間の内臓全体を表すときに使われる言葉。 「五臓」とは「肝」「心」「脾」「肺」「腎」のことを指し、六腑は「胆」「小腸」「大腸」「膀胱」「三焦」を指します (三焦とは、体温を発生させる臓器といわれ、他の臓器と違い実態は存在しない)。 中でも五臓は、西洋医学でいう臓器そのものをさしているわけではありません。体のさまざまな働きを持つ五つの臓器に 当てはめているのです。耳鳴りや難聴の原因となるのが「腎」の衰えです。 腎は耳のほか、髪や眼、歯、腰などに影響を及ぼし、腎が衰えると白髪や抜け毛が増える、視力が低下する、 歯が抜けやすくなる、腰がだるくなる、といった症状が起こりやすくなります。 耳や脳に異常が見つからず、原因のわからない耳鳴りや難聴の治療を行う際、中医学では腎を活性化させることを目指します。 そこで数多くの生薬を厳選して腎を活性化させるために開発されたのが『べっ甲エキス』です。 前ページで紹介した最新の中医学である九分類の体質も、生薬を選ぶにあたっての基礎となっています。

耳鼻科などで改善しない耳鳴りや難聴の患者さんに、べっ甲エキスを試したところ、八割の人が軽快もしくは解消。 特に腎が衰えると起こりやすい「ジーッ」「ボーッ」という音の耳鳴りは顕著に改善しています。 慢性化した耳鳴りや難聴には優れた効果が発揮されていますが、突発性難聴の患者さんには改善が現れていません。 べっ甲エキスを飲んで、耳鳴りが改善した患者さんをひとりご紹介しましょう。 54歳の女性は、両耳から鳴り響く「ジーッ」という耳鳴りに長年悩まされていました。 40代後半で更年期を迎えるといっそうひどくなって寝つけず、倦怠感も続いたといいます。 ところが、べっ甲エキスを起床後と就寝前に飲み始めると、一か月後には耳鳴りが軽快。 倦怠感も治まって熟睡できるようになり、生き生きとした顔になりました。

べっ甲エキスの原料は、亀の甲羅や鹿の角、羊の胎盤など動物性生薬が中心です。 これらは、腎を活発にさせる「補腎」の働きを持つ生薬として知られています。


●亀の甲羅と鹿の角・羊の胎盤

亀の甲羅で気持ちを安定させ、鹿の角で血流をよくして、加齢や更年期の耳鳴りが軽快

▼亀の甲羅
「鶴は千年、亀は万年」ということわざで知られるように、亀はとても長生きする動物です。 亀の甲羅はカルシウムやコラーゲンが豊富で、老化を防ぐことができる食品として古くから重宝されてきました。 亀の甲羅を摂ると、「腎陰」の働きが活発になります。気持ちが安定するようになって、更年期で起こる ホットフラッシュ(のぼせ・ほてり)や多汗などが改善。骨粗鬆症や五十肩の軽快など、骨や関節、筋肉の老化を防ぐことができます。

▼鹿の角
鹿の角は古くから用いられてきた貴重な生薬の一種で、中国では漢方薬として医療現場でもよく使用されています。 鹿の角を摂ると、「腎陽」の働きが活発化されて全身の血流が大幅に増加。冷えや低体温、生殖機能減退を改善するほか、 消化器の機能低下の改善、倦怠感や無力感の改善が効能として知られています。 亀の甲羅で気持ちを落ち着かせて、ストレスや疲労を改善。鹿の角で全身の血流が向上します。 腎陰と腎陽のバランスが整えられ、ホルモンのバランスも改善します。

▼羊の胎盤
胎盤が原料の生薬は「紫河車」と呼ばれ、現代ではプラセンタとしてご存知の方も多いでしょう。 古くから老化を防ぐアンチエイジングの切り札として使われています。 血流を大幅に増やし、肌のトラブル・関節痛・慢性疲労の改善、精力増進などの効果を示します。

亀の甲羅、鹿の角、羊の胎盤は優れた「補腎薬」としてさまざまな病気の治療に使われています。 これらを摂ると、全身の水分や熱に関わる血流のバランスが整えられることで、結果として耳鳴りや難聴が改善されます。

漢方の食品は、いくつかの生薬を組み合わせて作られています。作用の中心的な役割を果たす生薬のほか、 それを補うための生薬も含まれています。べっ甲エキスには、クコの実やベニバナといった植物性生薬も含まれ、 作用が重なり合って胃を活性化させるのです。疲れにくくなるなど、耳以外の不調も改善することが十分期待でいるでしょう。