耳鳴り改善に『べっ甲エキス』

漢方で耳鳴りを治す!!治療で治まらない耳鳴りを体質改善して疲れにくい体にする。 慢性化する耳鳴りは、老化に関わる「腎」の衰えが重大原因で更年期の難聴も多発。


■中医学による「腎」

中医学で「腎」は人間の生命力の根源で腎が衰えると老化が進み、耳鳴りや難聴が起こる。

耳鳴りは周囲で音がしないのに、音が聞こえているように感じる症状。健康な人でも睡眠不足が続いたり、 ストレスが強かったり、疲れれていたりするときに起きこりやすいものです。 一過性耳鳴りですぐに治まればいいのですが、いつでもどこでも「キーン」「ジーッ」と鳴り響いて、 QOL(生活の質)が低下している人も少なくないと思います。脳や耳に異常がなく耳鳴りの原因が見つからないとき、 耳鼻科の治療では血流を改善する薬がよく処方されます。苦痛の程度によっては、抗不安薬や抗うつ薬などが使われることも あります。ただし、こうした治療を続けても、実際には耳鳴りや難聴の原因が特定されていないため、 治療が長引いてしまう患者さんは、実に多いものです。

一方、中医学による治療を行うとき、前段階として患者さんの体を診て、体質を確認した上で、治療を行います。 耳鳴りが起こっているからといって、耳や脳だけを見るわけではなく、体全体を診断するのです。 このように中医学の理論に基づいて診断することを「証しを立てる」といい、専門的には「弁証論値」 という考え方です。弁証論値によって耳鳴りや難聴に悩む患者さんを診ると、多くの場合「腎」が衰えていることが 臨床で確かめられられています。西洋医学に基づく「腎臓」は、血液を濾過して老廃物や毒素を尿として排泄する臓器のこと。 中医学でいう「腎」も同じような働きを示しますが、こうした腎臓の働きはごく一部。 腎は人間の生命力に直結しているとされています。


●「腎」が衰えだすと「ジーッ」という蝉の鳴き声えのような耳鳴りが多発しQOLが低下

「腎」は、私たち人間の成長や発育、生殖に関する働きを調整する生命力の源。腎が活発でいれば、体は健康な状態を保つ ことができますが、腎が衰えるとあらゆる老化現象が現れるようになります。女性の場合、更年期を迎えてホルモンバランスが 崩れて起こる不定愁訴も、腎の衰えと関わっています。耳鳴りや難聴もその一つ。 体の中でも耳は、腎との関係が深い器官です。耳鳴りや難聴は、腎の衰えによっても起こる症状なのです。 腎の異常は、「陰陽」と呼ばれる体全体のバランスにも影響を及ぼします。 「陰」と「陽」は、片方の勢いが強まれば片方の勢いが弱まるといったように、優劣の関係を常に変化させています。 腎に蓄えられている「腎陰」は体の水分のもとであり、「腎陽」は熱のもとになります。 「陰」と「陽」は片方の勢いが強まれば片方の勢いが弱まるといったように、優劣の関係を常に変化させています。 腎に蓄えれれている「腎陰」は体の水分のもとであり「腎陽」は熱のもとになります。 腎陰や腎陽のバランスが崩れると、さまざまな不快症状が現れるようになります。 腎陰が不足した状態では新陳代謝が衰えて、耳鳴りや難聴のほか、頭痛や不眠が起こりやすくなります。 一方、腎陽が不足すると体の熱が失われて、冷えやむくみ、頻尿などの症状が起こります。 耳鳴りや難聴、めまいも多発するようになるのです。 腎が衰えたときは「ジーッ」という蝉の鳴き声のような耳鳴りのほか「ボーッ」「ゴーッ」という低音の耳鳴りが起こりやすいのが 特徴です。過労やストレス、脂肪を摂り過ぎる食生活によって、腎の陽と陰のバランスが崩れます。 女性は更年期を迎える時期と、腎の衰えが始まる次期とが重なります。ホルモンのバランスも崩れて、耳鳴りや難聴が多発する ようになるのです。